毎日暑い。
埼玉県川越市の新聞販売所にいた頃
同じく新聞奨学生だった、北海道帯広からきたS、
岩手花巻から来たOといつもつるんでいた。
やはりこんな暑い夏の夜だった。
販売所の隣は小学校。
あろうことか私たちは柵を越えて侵入し、
パンツ一枚になりプールで泳ぎ始めた。
まだ19歳の頃の話だ。
若さは無鉄砲だ。
そんなSは今では警察官。
Oは若くして亡くなった。
私は亡くなったのも知らず、2年ほど年賀状を送っていたのだが
ある日お母さんから手紙が来て知った。
人生はながくそしてみじかい。
※過去の新聞配達シリーズは右のカテゴリ「新聞配達」、
または左上、knotslog内を検索↓から「新聞配達」で。