竜馬がゆく

P1000306

司馬遼太郎「竜馬がゆく(六)」

P236

この段階で竜馬は西郷に、

「長州が可哀そうではないか」

と叫ぶようにいった。

(中略)

奇妙といっていい。

これで薩長連合は成立した。

(中略)

一介の土佐浪人から出たこのひとことのふしぎさを書こうとして、筆者は、三千枚ちかくの枚数をついやしてきたように思われる。事の成るならぬは、それを言う人間による、ということを、この若者によって筆者は考えようとした。

 

100331-012134

全八冊の終盤で、このくだりを読んだ当時の私は、少しおどろいた。

それまで“筆者”が突然現れる小説は読んだことがなかったからだ。

同時に、充分に納得した。

 

気がつくとNHKの「竜馬伝」が終了している。

録画してるのがたまってるから見なくちゃな。

それよりもこの日曜から「坂の上の雲」第2部が始まるらしいじゃないですか!

気がついて良かった〜。

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