川越販売所での日課は
朝4時ごろ起床、朝刊配達6時頃まで
7時頃朝食。
夕方15時頃川越駅まで新聞を荷受けしに行き
夕刊配達18時頃まで。
夕飯を食べ、
19時頃から朝刊用のチラシをセットする。
翌朝朝刊が来たらすぐ挟み込めるように
1部ずつにセットしておくのだ。
日曜祝日に限っては夕刊が無く
翌日の朝刊はチラシが少ないのでセットする必要はなかった。
日曜の朝刊後は大いなる自由だった。
その他に、余った新聞を縛るというのがある。
その日の余った新聞をクラフト紙で包んでから縛って
中身が解らないようにする。
倉庫に積んでおくと、定期的に業者がトラックで持っていく。
どうやら販売所には本社からの買取部数ノルマというものがあるらしい。
(あくまで「らしい」)
また販売所の公称部数によって届けられるチラシの部数が決まる。
販売所にとって新聞は本社から買うもの
それよりもこのチラシの配布料の方が販売所の維持には大事なものらしいのだ。
だから私たちは今日もせっせと中身を隠す。
チラシの中には地元の映画館のものもあり
配布のオマケとして映画館パスというものがあった。
若き新聞奨学生たちは、そのパスを販売所から借りて映画が見放題だった。
そのころ土曜オールナイトのにっかつを私ははじめて見た。
このにっかつ君はのっちさんですか?
いいねいいね
このにっかつ君はのっちさんです
いいねいいね